ビワイチ!!〜恐怖の山〜 5/31
☆隠れアニキ休み
よく寝れた〜。
二日目もがんばろう!!
琵琶湖周辺のコンビニや道の駅は自転車スタンドがほぼ必ずある。
彦根城でひこにゃんと写真撮りたかったけど、入城料1,000円はフリーターには厳しいので断念。
駐輪場でしょんぼりしてたら隣にいたお姉さんがひこにゃんどら焼きくれた。
ひこにゃんかわいい(*´ω`*)
午後になり疲れてきた頃、道端になにか落ちているのを発見した。
ぱっと見た感じ鮭おにぎりだが、鮭おにぎり型小型爆弾という可能性もある。
テロかもしれない。そっとしておこう。
続いてはこちら。
めっちゃ目キラキラしてるじゃん。
こいつは無視できない。
これでよし。
最後に落ちてたのはこちら。
腐敗した魚(ちょっとアレなもんでモザイクかけてます)
これはそっとしておこう。
琵琶湖周辺はいろいろと落し物が多いんだな〜。
泊まる予定の道の駅手前10km地点の温泉で汗を流した。
行ってもテントを張るにはまだまだ早過ぎる時間なので、温泉の休憩所で仮眠をとることにした。
このときには想像することもできなかった。
あんなに怖ろしい試練が待ち受けていようとは……。
19時を過ぎ、温泉を出てスーパーへ向かった。
夜ご飯と明日の食料の調達だ。
半額バンザイ!!!
あとは道の駅に到着すれば今日も無事終了だ。
ビワイチも案外いけるもんだな。
(ここからはフリーターが実は超絶ビビりだということをご承知の上、お読みください。)
街の灯りが少なくなってきて、目の前には山が立ちはだかる。
正面にはトンネル。道の駅はこの山の向こう側にある。
車道しかなく、ここを走るのは危険極まりない。どうしようかと困っていると、歩行者・自転車の看板の下に矢印が書いてある。
ああ、そっちに行けばいいのか!
地図を確認すると確かにビワイチルートはそちらの道を示している。
おけおけ。さすがに危ないからあのトンネルは無理だ。ルート通り行こう。
従って進むと一気に街灯が減り、暗くなる。
自転車のライトだけではほぼ見えないので、頭にヘッドライトを装着。
正直もうすでにちょっと怖い。(ぶるぶるっ)
さらに進むと道は完全に山へ入っていく。
街灯は……無い……。
これは………ヤ…ヤヴァイ………。(ガクガクっ)
この道はこの山を越えるための旧道だった。
つまり、あのトンネルができたことでここを通る車は皆無。
俺、ここ越えられないかも…(涙目)
地図によればこの先にもトンネルがある。
もうすでに恐怖に押し潰されそうなのにトンネルを一人で通れるとは到底考えられなかったが、とにかくそこまでは行ってみることにした。
見て、やっぱり無理だと諦めて引き返すことになるだろうと思いながら。
さすがに無音では耐えられないのでイヤホン装着。音量マックス。
360°/miwa
360°どこでも〜行けるさ〜
わき起こる感情〜〜
360°結界に守られたい
わき起こる感情 恐怖絶望恐怖絶望恐怖絶望恐怖絶望恐怖絶望恐怖絶望恐怖絶望恐怖絶望恐怖絶望恐怖絶望恐怖絶望恐怖絶望恐怖絶望恐怖絶望恐怖絶望恐怖絶望恐怖絶望恐怖絶望恐怖絶望
少しでも短い時間でこの山を越えるために、普段なら押して歩くような坂を立ち漕ぎで必死に進む。
やがてオレンジ色の街灯が一つ見えてきた。
ひとまず落ち着けるか〜。(ほっ)
しかし、灯りが照らすものを見て青ざめる。
墓。
だめ。これはダメ。ダメだよおおおおおああおおおお!!!!!!!!!!泣泣泣泣泣泣泣泣
アウトォーーーーーー!!!!
さらに墓の脇からトンネルが始まる。(推定約400m)
夜、山、墓、トンネル。
無理な人には絶対無理なシチュエーション。
わかってくれるよな?オバケだめな人は絶対無理だよな?
俺は、、、
ムリィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ!!!!!!!!!
圧倒的無理!!!!!!
行けるわけねえだろこれ!!!
心臓止まるわボケっ!!!!!
どうせこのトンネル入ったら進んでも進んでも出口にたどり着かないっていうよくありそうなヤバーーーーイ心霊現象起こるよこれフラグたってるよ!!!!!
しかし圧倒的無理なこの状況でほんの一瞬冷静になったフリーター。
このまま引き返して無難に終わるか?とてもおいしそうなブログネタを取るか?
んー。。。
ブログのバッキャロォォォォォォ!!!!!!
ちくしょおおおおおおおお!!!!!
全速力でトンネルに突入。
振り返るな…決して振り返ってはならない!!!
なかなか長いトンネルである。
幸いトンネルは伸びていないようだ。
おそらくこの二日間での最高速度をマークしたのはこのトンネル内であろう。
脚の疲労とか知らない。
風呂上がりなのに汗ダラダラとかどうでもいい。
早く!とにかく早くこの山を抜け出さなくては!!!!
トンネルを抜け出し、続くは暗い下り坂。
駆け抜けろ!!風になれ!!!
ほとんど前が見えないため、段差があったら吹っ飛ぶかもしれない。
んなこと気にしてられるか!!!
速く!速く!!速くううううはうあう!!!!
そして、
とうとう私は見てしまった。
小さく光る点を二つつけた黒い塊が右へ流れていく。
ふあああわわわわ……(脱力)(白目)
見てない。
あたし何も見てないからっ!!!
どんどん山を下っていき、やっとのことで車通りのある道へ出た。
助かった…
なんとか抜け出せた…
無事道の駅に辿り着くことができた。
めちゃくちゃ怖かったわ。
なにも見てない…
記憶にございません……
誰も連れて来ていなければいいのだが……。
☆前回の隠れアニキ☆
ルート
ービワイチー
本日の走行距離:93km
これまでの総走行距離:182km